人脈作りについて

とても単純化して説明するためには、名刺交換会を例にするのが分かり易いと思う。

 名刺交換会に参加して、初めてお会いする人と名刺を交換しても、ほとんど人脈にはならないとの感想をお持ちではないだろうか。名刺交換会に参加するのなら、運営側で参加しないと人脈に繋がらない。

 運営側は、各種団体の担当者に連絡して、出席名簿の整理をしたり、飲食の準備をしたり、看板の準備をしたり、受付をしたりする。それぞれの団体から数人出して、これらの準備作業を共同で行い、名刺交換会が終わって、運営スタッフでお疲れさん会をする。人脈はこの時にできる。

 運営スタッフのお疲れさん会は大切だ。名刺交換会が終わって、後片付けが済んだからといって、さっさと帰ってしまってはいけない。

 職場関係や、地域社会で何かのイベントをする際に、そのイベントの参加者に不満なく安全に楽しんでもらうことは大切だが、そのイベント自身は「手段」であって、そのイベントを実行し成功させる為に協力するスタッフの結束こそが「目的」という場合も実は沢山ある。

 たとえイベントの成功そのものが「目的」であっても、スタッフとして参加してスタッフ同士の人脈作りに利用しない手は無い。

2018年07月26日